GROUP EXHIBITION

EXHIBITION DETAIL
開催期間:2021/2/1(Mon)〜2/6(Sat) 12:30-20:00*
*2/6(Sat) 12:30-17:00まで

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夢幻2021

日本画は、やまと絵にまで遡れば、千年以上の歴史があるといわれています。もとは、中国大陸や朝鮮半島を経由して伝えられた技法、素材が歴史の変動を乗り越えて今日まで途絶えることなく千年以上も受け継がれてきた日本画は、世界に類を見ない長い伝統を誇る絵画様式です。そして、日本画は、鎖国により自らガラパゴス化した江戸時代の日本では、江戸後期までは外の影響を受けることなく独自の進化と発酵を遂げました。開国後幕末から明治にかけて開催されたロンドンやパリの万国博で浮世絵や琳派の表現は、ジャポニスムとして印象派やアールヌーヴォーの誕生を促す大きなインパクトを西洋美術のメインストリームに与えモネ、ゴッホ、ゴーギャン、クリムトといった多くの西洋画家に影響を与えました。
日本画の魅力は絵の具の魅力、素材の面白さによるところが大きく、油絵とは違う非常に繊細で透明感のある雰囲気を醸し出す宝石のような顔料の輝きと煌き、柔らかな光を放つ画肌にあります。また、日本画は、日本の中で熟成、独自に発展した様式といえますが近年では、油彩画の影響を受け、絵具を厚く塗り重ねた表現や抽象的描画など、いわゆる伝統的な技法にとらわれない表現技法もみられるようになっています。2000年代中頃から日本画は、現代アートと交錯するようになり花鳥風月ではないカジュアルなものやサブカルな画題を取り入れるなど伝統的な日本画の手法を借りながら、現代アートの最先端を切り開くアーティストも現れ、日本画を基調とした作品は世界からも注目を集めるようになっています。
本展では、この日本画の世界に光をあて、日本画の世界で美を追求するアーティスト9名を選出し、岩絵の具という画肌のなかに表現された日本画の無限の可能性を展観したいと思います。また、展示作品を通じ日本画というテーマで様々な技法とスタイルの中に映し出される心象世界をコンテンポラリーアートシーンの問題として捉え、日本の伝統的な技法や様式の上に育てられ、熟成発展した日本画という視覚芸術に今一度その価値を求め、日本画の王道的見地に立脚し次世代の日本画の可能性と方向性を探りたいと思います。

Japanese paintings including Yamato paintings have more than a thousand years of history. The techniques used are originally from China and Korean Peninsula, and the materials used have not changed until now. This is what we call traditional painting. Japanese painting styles were not influenced by any other cultures or movement overseas because Japan was isolated from the rest of the world, had no trades or whatsoever from 17th century to 19th century. Following the Edo period and the era of seclusion, Japan participated in the world expositions of London and Paris. The Japanese paintings (Ukiyo-e and Rinpa) had much impact and influence on Western art and artists in Europe such as Monet, Van Gogh, Gauguin and Klimt.

The beauty of Japanese paintings is in the use of materials; the glow and the clarity of pigment stand out on the work of art and makes it appear as if soft light is emerging from the paintings. The unique atmosphere and aesthetics of Japanese paintings were nothing like Western oil paintings.

Although Japanese paintings were not influenced by other cultures or movements, contemporary Japanese artworks definitely has the element of Western ways of approaching artwork such as the layering of paint and the abstraction of expressions. From the mid 2000,s artists combined traditional (the theme of flowers, birds, wind and the moon) with contemporary approaches to gain the attention of world art markets.

This exhibition “Fantasy focuses on 9 selected artists who seek the aesthetics in the world of Japanese paintings, and the possibilities of Japanese paintings and the materials used. Moreover, we wish to show the the different approaches, techniques and styles of Japanese painting in contemporary art scenes and the significance of traditions, the modern Japanese art and their possibilities of it in the art world.

展示風景

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作品紹介動画  

ARTIST PROFILE

今岡 一穂  Kazuho Imaoka

<Profile>
1991年  大阪府に生まれる
2015年  成安造形大学 芸術学部芸術学科 卒業
2016年  続「京都 日本画新展」(美術館「えき」KYOTO 同17年)
_     Seed 山種美術館日本画アワード2016
_     堂島リバーアワード2016(堂島リバーフォーラム/大阪)
2017年  京都府新鋭選抜展2017(京都文化博物館)
2018年  KIZUNA2018 副賞(GALLERY ART POINT/東京)
2019年  「令和・京・美人」展(銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM)
2020年  京都 日本画新展2020(美術館「えき」KYOTO 同21年)
_     万人佳人(Art Space-MEISEI/京都)個展
2017年  今岡一穂 展(GALLERY ART POINT.bis/東京)
_     今岡一穂 展「いつくしの宮」(Art Space-MEISEI/京都)

 

<Statement>
出身地・大阪府和泉市の伝承を描くことをライフワークにしている。
日常が変わり、張り詰めた日々のなか、自分にできることは何だろうと考えたとき、
心の拠り所や願いを描こうと思った。

春木 彩香  Ayaka Haruki

<Profile>
2018年 女子美術大学 日本画専攻 入学
2020年 同大学 在籍中2019年 アートオリンピア 準佳作
_    第5回 石本正 日本画大賞展 入選
2020年 山本冬彦が選ぶ若手作家小品展Ⅵ(ギャラリー枝香庵(銀座)) 出展
_    KENZAN2020online 出展
_    その他グループ展多数参加

 

<Statement>
「祈り」「願い」「呪い」、それらを複雑に噛み砕いて制作しています。

小井 風花  Fuka Oi

<Profile>

 

<Statement>

小形 栞  Shiori Ogata

<Profile>
2019 個展「移ろう/刻む」(芝田町画廊/大阪)
_   アートオリンピア 準佳作
_   ART POINT SelectionⅡ(GALLERY ART POINT/東京 同20年)
_   「画心展」立島惠セレクション小品展(耀画廊 / 東京)
_  第28回奨学生美術展(佐藤美術館 / 東京)
_  学生日本画展示(ホテルグランヴィア京都)
_  学園前アートフェスタ(西部会館/奈良)2020 京都造形芸術大学大学院 ペインティング領域日本画 修士課程修了
_   山本冬彦選抜展(ちいさいおうち/京都)
2021 日本画新展(美術館えきKYOTO/京都)
_      他、グループ展多数

<Statement>
移ろう日本の美と刻む文様や、人工的と自然的なものなど、反対要素を組み合わせて表現しています。相反するものの融合を通して、新たな日本の美を生み出すことが目標です。

太宰 宏恵  Hiroe Dazai

<Profile>
1999年 Victoria College of Art  Canada, Fine art course, First year 修了
2006年 京都造形芸術大学通信教育部 美術科 日本画コース 卒業

 

<Statement>
小さな植物、生き物や微生物に独特の美しい光を感じ、
それを表現できないかと探求する日々です。それらの発する強さや明るさ、そして希望や循環しているエネルギーを
絵画に反映さることができたとしたら、
今度は絵画からその光を広げていけるのではないかと、想像しています。

藤原 早苗  Sanae Fujiwara

<Profile>
2021年 現在、東京藝術大学美術学部絵画日本画専攻 4年
2020年 第38回上野の森美術館大賞展 優秀賞(フジテレビ賞)受賞

 

<Statement>
描いている対象のもつエネルギーを感じながら日々制作しています。
私にとってエネルギーは静物や生き物が存在したいと主張する生命力のことです。
自然と発する存在感に惹かれ、目が離せなくなります。
その存在を共有できたらうれしいです。

本多 翔  Shou honda  

<Profile>
1986年 千葉県生まれ
2009年 東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻入学
2013年 東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
_    第 68 回 春の院展にて初入選 (~‘14,‘15,‘16,‘18,‘20)
_    碧い岩見の芸術祭 全国美術大学選抜奨学日本画展 奨励賞
_    小泉淳作記念 鎌倉芸術祭日本画公募展 入選(翌年も出品)
2014年 碧い岩見の芸術祭 全国美術大学選抜奨学日本画展 準大賞 作品買い上げ
_    神山財団芸術支援プログラム 第一期奨学生
_    三菱商事アートゲートプロジ ェクト 第 27 回チャリティーオークション 出品
_     (以後第29回 第30回 第31回 第38回 出品)
2015年 東京芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了
_    修了模写 国宝・伴大納言絵巻 東京芸術大学買い上げ
_    有芽の会 池袋西武アートフォーラム(以後毎年出品)
_    第100回再興院展にて初入選 (‘17,‘18,‘19,‘20)
_    神山財団卒業成果展 オーディエンス賞
_    燦の会 上野松坂屋(翌年も出品)
2016年 成田市若手作家展 成田市文化芸術センター スカイタウンギャラリー
_    ALBION AWARDS 2016 銀賞 作品買い上げ 金谷美術館コンクール2016 特選
_    美術新人賞 入選
2017年 日本橋三越 特集
2018年 千葉銀ギャラリーにて個展
_    郷さくら美術館 第6回桜花賞展 優秀賞 作品買い上げ
_    和魂 靖山画廊 酒井京清堂
2019年 船橋東武個展
_    神戸大丸個展
2020年 京都大丸個展
_    船橋東武個展
_    意富比神社(船橋大神宮)御奉納
_    その他グループ展多数作品所蔵先 郷さくら美術館、石正美術館、船橋大神宮
現在 日本美術院 院友

 

<Statement>

駒澤 千波  Chinami Komazawa

<Profile>
個展
2006 さいとうギャラリー/札幌
2007 札幌時計台ギャラリー/札幌
2009 うなかがめーゆの美術館/深川、TOOVcafé/札幌
2010 札幌時計台ギャラリー/札幌
2012 リーフレットミューズ/札幌
2013 北海道文化財団アルテポルト/札幌、札幌時計台ギャラリー/札幌
2014 STVエントランス/札幌、北都館/札幌、ギャラリー&カフェ樹々/札幌
2015 北都館/札幌
2016 有島記念館/ニセコ
2017  Gallery Retara/札幌
2018 ギャラリー&カフェ樹々/札幌
2019 北都館/札幌主な展覧会、グループ展
2010 平成の「生まれ出づる悩み」
_   [’10、‘12、’15、‘18](木田金次郎美術館/岩内、有島記念館/ニセコ、北海道開拓の村/札幌 他)
2011 ハルカヤマ藝術要塞(春香山/小樽)[‘11、’13、‘15、‘17]
2012 札幌のアーティスト50人展 (Gallery Retara/札幌)(~’20)
2013 新春日本画展(北都館/札幌)[~‘21]
2015 道展90周年記念企画展 (北海道立近代美術館/札幌)
_   第30回記念北の日本画展(北海道立近代美術館/札幌)
2017 New Point (さいとうギャラリー/札幌)
_   ポンペツ藝術要塞(むかわ町穂別野外博物館、ほべつ道民の森/むかわ町)
_   綾ニセコアートフェスティバル[‘17、‘18](Kiyoe Gallery/倶知安町)
_   アジア国際交流展「交差するアジアCroisement de I’Asie」(韓国)
_   道民芸術祭(札幌市資料館/札幌)
2018 文団協×雪あかりVol.3 A Crystal Night in Art
_   Museum~こころを奏でる~(市立小樽美術館/小樽)
_   日本画展「早春を描く」(Gallery Retara/札幌)
_   西安・北海道中日友好美術展(中国西安市・咸陽)
_   いきもの展(Gallery門馬/札幌)
_   平成の「生まれ出づる悩み」展(府中市美術館/東京、木田金次郎美術館/岩内、有島記念館/ニセコ、   網走市美術館)
_   ニセコサマーアートフェスティバル(ニセコKiyoe  Gallery)
2019 猫展(北都館/札幌)
_   猫兎展(ぎゃらりーはやし/札幌)その他媒体・寄贈
_         指揮者 井上道義氏 公式ホームページ 原画
_   UHB「朗読」(木曜深夜)挿絵[‘08~’14]、UHB「おはようのおはなし」(日曜朝)絵本(‘15~)
_   北海道新聞 日曜文芸カット(‘14.12~’15.3)
_   天井画(小樽貴賓館/小樽 1点、開原寺/美深町 3点)作品収蔵
2021 札幌市円山動物園
2017 有島記念館/ニセコ
2015 北海道社会福祉事業団福祉村/栗山町
2009  北海道立真駒内養護学校/札幌
現在  北海道美術協会 会員 北の日本画展 会員

 

<Statement>
身近な感情や感覚を出発点に、物語を内包した作品づくりに取り組んでいます。コロナ禍で、社会の変化を実感し、この1年は、自らの生活や価値観を見つめ直すきっかけになりました。
まだまだ不安な時期が続きますが、心や想像力だけは自由に制作活動ができたらと思います。

渡部 加菜実  Kanami Watanabe

<Profile>
2016年 グループ展「箱の中の箱の中の箱の中の箱」展 東北芸術工科大学
_    グループ展「きんぎょが逃げた」展 東北芸術工科大学
_    グループ展「それぞれのやまがた」 悠創館 山形市内保育園壁画制作に参加
2017年 公募展 金谷美術館大賞 入選
2018年 グループ展「promising2018」GALLERY ART POINT
_    グループ展「妄想装画」展 銀座モダンアート
_    公募展 世界絵画大賞展 入選
_    公募展 金谷美術館大賞 特選
2019年 グループ展「羅針盤 selectionvol.1」アートスペース羅針盤
_    グループ展「アマダレ展」画廊翠巒
_    グループ展「東北芸術工科大学大学院日本画6人展」スルガ台画廊
_    グループ展「promising 2019」GALLERY ART POINT
_    グループ展「drawing」展 東北芸術工科大学
_    岩手県陸前高田にてフィールドワークに参加(12 月に成果展)
_    山形県新庄市内保育園壁画制作に参加
2020年 東北芸術工科大学大学院修士修了
_    グループ展「真夏の美の夢」東京九段耀画廊
_    現在、山形県で制作活動

 

<Statement>
子どもは「小さな大人」から「大人へ成長する存在」として理解されていっ た時代背景があります。子供の発見が大人の発見であり、それは同時に成長の 発見でした。人が成長することは、個体が時間を抱え込み、歴史を持つという ことだと思います。それはつまり、誰一人として同じ歴史を持つことはないた め、この世界において皆一様にかけがえのない存在だといえるのではないかと 制作を通して伝えたいと思っています。子どもは「小さな大人」から「大人へ成長する存在」として理解されていっ た時代背景があります。子供の発見が大人の発見であり、それは同時に成長の 発見でした。人が成長することは、個体が時間を抱え込み、歴史を持つという ことだと思います。それはつまり、誰一人として同じ歴史を持つことはないた め、この世界において皆一様にかけがえのない存在だといえるのではないかと 制作を通して伝えたいと思っています。

<問い合わせ>

E-mali : artlinks★artpoint.jp又は、お問い合わせフォームからお問い合わせください。
「★を@に変えて送信してください」

For further info on exhibition display and content, please refer to this link


GALLERY ART POINT ギャラリーアートポイント では、現代美術の絵画や立体作品、インスタレーションなどの展示をメインとして貸画廊、企画画廊として1969年に開廊しました。
今後も広く現代作家の紹介に努めるとともに若手作家から著名な作家まで、個展グループ展での参加者を募集しております。
インスタレーションや立体作品を展示する場合は、展示台も貸し出しております。

開催内容、出展についてのお問い合わせはこちらからお願い致します。
担当:渡部  清子